外国特許出願の流れと費用のまとめ

外国特許出願の流れと費用のまとめ

外国特許出願関連記事を費用面や流れをばらばらに記載してきて
特にディレクトリを2系統にしてしまったことで
拡散・複雑化してきたので、サイトマップ化しました。

他にもコラム的な記事は随時増やしていっていますが、
出願段階で多く問われる、流れ的な話と費用・料金
については一応以上となります。

高品質を維持しながらコストを下げる方法を追求しています

特許事務所も価格競争が進んできましたので、
昔よりも手ごろな費用で米国などの外国での特許を
取得できるようになってきています。
安いところに注意、等という話はありますが、
安くできるものは安くした方がよいです。

少なくとも当所の場合は、価格は下げていますが、
それで品質も下げるということはありません
企業知財出身ですので、抑えるべきポイントは把握しています

出願時費用は、翻訳コストと現地代理人費用を削減すれば
後は国内の代理人費用だけです。出願費用を下げる
というのはそんなに難しいことではありません
安いとこと高いとこでは内容は変わらないのに
料金は倍くらい違ったりするので、
不安に駆られずにある程度安いところに発注
した方がよいのではないかと思われます。

海外特許出願をした後の登録までの費用

さて、外国出願をしたのはよいのですが、
それで直ちに特許になるわけではありません。
審査対応と、特許権の設定登録があります。

  • 米国特許取得に必要な7つの費用
    審査対応でうまくいかないと、そこで費用が掛かってしまいます。
    審査対応、すなわちオフィスアクションの対応費用が
    結構かさんでしまう点に注意です。
    出願したままで一発で特許になることはほとんどない
    と考えてください。
    日本で特許になっていたとしても、外国では権利範囲の
    見方が違っていたりするので、どうしても補正対応が
    必要になってきます。
  • 米国欧州特許のオフィスアクション応答費用は$1200程度
    一番費用がかさみがちなオフィスアクション費用について
    インタビュー込の金額を説明しています。
    では最終的にいくらくらいか?というのは多くの特許事務所で
    教えてもらえないのではないでしょうか。
    一応当所では、概算として以下の金額を出しています。

審査段階で現地代理人の費用を抑えても品質を維持できる

以上説明したように、出願時だけでなく審査段階でも
現地代理人の費用を抑えるということが重要になります。
もちろん、意に沿わない審査対応をしてしまうようでは
元も子もありませんので、優秀な代理人でなくては
なりません。このように、現地代理人の選定というのは、
外国出願を受任するうえで重要な要素ですが、
案外ないがしろにされています。

当所ではその点適切な米国・欧州代理人を選定しており、
既にいくつもの案件を特許のしております。
基本的に全件インタビュー(審査官との話し合い)
を通しているのですが、審査対応費用を含めても、
現地代理人費用は格安に抑えております。
米国を例に挙げていますが、欧州も同様です。