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顕微鏡の特許

顕微鏡の特許

顕微鏡(マイクロスコープ)自体は遠い昔からずっと使われて
いるものですが、その後も用途に応じて技術革新は続いており、
今でも新たな特許出願は繰り返し行われてきています。
顕微鏡と言えば一般的に光学顕微鏡ですが、電子顕微鏡、
走査型プローブ顕微鏡、X線顕微鏡等様々な形態で用いられています。
接眼レンズと対物レンズで物体を見るという光学系の基本的な仕組み
自体は多分変わらないのだと思いますが、例えば何らかの光を照射したり、
ハーフミラーやダイクロイックミラーを用いることで、別の光学系を
組み合わせた構成にするものも見られます。

また、撮影機構と組み合わせて画像を取得するものもあり、
画像処理の特許画像認識の特許との組み合わせになることもあります。
子供の頃顕微鏡を使ったとき、細胞のような生物学的なものを
拡大してみるということに使った記憶があるのですが、
弁理士として特許実務に関わる立場からの顕微鏡とは、
やはり医療用途のものが多いのかなという印象です。
医療機器の特許の一環として、顕微鏡の特許も取得されるようです。

「顕微鏡」で特許検索してみたら

実際のところ成立した特許はどのくらいなのだろうか、
と検索すると、特許請求の範囲に「顕微鏡」が含まれるものが
12897件 とでてきました。古くからある製品ですが、
今でも改良が続けられ、現在でも特許出願がなされ、
特許は次々と成立を続けているようです。
こういう成熟した技術分野だと、参入する会社も
自ずと絞られ、特許による酸いも甘いも経験している
でしょうから会社としても特許についての
勘所を経験している会社も多そうです。
当然、新規参入に当たっては特許調査は必須となるでしょうし、
市場への参入には特許権の保有が条件となってくるでしょう。

顕微鏡を中心に簡単な説明をしましたが、光学系の配置により
構成されるという点で共通する光学機器全般についても
取り扱っておりますので、お気軽にご相談ください。

顕微鏡特許の事例・具体例

「顕微鏡」×「画像処理」というキーワードで特許成立案件を検索し、
比較的理解が容易そうなものをピックアップしてみました。

内容的には、
走査型顕微鏡で、観察対象物と対物レンズとの間にスケールパターン
を有する透過板を配置する、というのがポイントのようです。
詳細は以下の通り。

【特許番号】特許第6016495号
【登録日】平成28年10月7日(2016.10.7)
【発明の名称】走査型顕微鏡
【出願番号】特願2012-157449
【出願日】平成24年7月13日(2012.7.13)
【特許権者】国立大学法人九州大学
【特許権者】富士電機株式会社

権利範囲は以下の通り。

【請求項1】
照明光を照射する光源と、
前記照明光を観察対象物の表面上で移動させる走査手段と、
前記走査手段と前記観察対象物との間に配置され、前記照明光を透過する透過板
であって、その表面にスケールパターンを有する透過板と、
前記観察対象物からの反射光を検出する検出器と、
前記検出器および前記走査手段からの情報から画像を生成する画像処理装置であって、
当該画像処理装置によって生成した画像中の前記スケールパターンの画像に基づいて、
前記走査手段の前記照明光の移動を制御する画像処理装置と
を備えた走査型顕微鏡。

【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このように走査型顕微鏡の走査手段として、圧電センサやセンサコイルなどの
機器を使用すると、そのために部品が追加されることとなり、
走査型顕微鏡が大型化し、またコストも増加するという問題がある。

【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、このように観察対象物と対物レンズとの間にスケールパターン
を有する透過板を配置することで、生成画像中に生じるスケールパターンの
画像の大きさ等に基づいて、走査手段の照明光の移動の幅を求めることが
できるので、走査手段の照明光の移動を制御することができる。
よって、従来のような特別な機器を用いることなく、走査手段を制御する
ことができ、走査型顕微鏡の小型化やコスト削減を図ることができる。

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